はるおの夫は、長時間労働をしている。
平日の夜も9時10時くらいまで働き、週何回かは深夜の帰宅となる。
それも、話を聞く限りなかなか無駄な作業が多いようである。
時間の価値のわからないおじさんたちの、長時間会議に付き合っているようだ。
仕事以外に役割がない人達は、のんびり仕事してても何も困らないでのである。
そして夫は真面目なため、取得せよと言われる資格は概ね取得する。
仕事が忙しい中どうやって勉強するのかといえば、睡眠時間を削って資格を取るのである。
睡眠時間を削るということは、命を削るようなものである。
睡眠不足の状態で出せるパフォーマンスもたかが知れているだろう。
無駄な会議をしてるから、パフォーマンスが高くなくてもいいのかも知れないが。
夫は忙しい仕事の合間に時間を確保して、子供達の送り迎えをしたりお風呂に入れたりと、できることをしてくれる人である。
仕事で家族を蔑ろにしているわけでもない。
睡眠不足でも家族のために頑張る夫といえば、えらいね、立派だねという印象を持つ人も多いと思う。
しかし、夫のパフォーマンスは、すなわち家庭のパフォーマンスである。
夫が心身の健康を害せば、家庭にとって大きな問題となるのである。
仕事などいくらでも変えのきくものであるのだし、自分の健康の優先順位をあげてほしいと、はるおは思っている。なんなら少しイライラしている部分もあるかも知れない。
それに、いろいろ資格を持っているよりも、健康で若々しい方が、人生を有利に生きることにつながるのでははいかと思う。
転職するにしても、疲れきっているが多少資格を持っていますという人より、若々しくて元気に働けますという人の方が採用される確率は高いのではないかと考えている。
夫には、人生の優先度を見誤らないでほしいと思っているのであーる。
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