夫と2人で「天空の城ラピュタ」を見ているときのことです。
はるおと夫はジブリ作品が大好きで、その中でも「天空の城ラピュタ」が1番好きなのです。
ほとんどのセリフも覚えていますので、生活の中でちょいちょいセリフが使われます。
「40秒で準備しな!」とか好きですね。
タイガーモス号の構造なんかも最高にかっこいいですね。
ラピュタの魅力をまとめると以下です。
- シータの成長
- 乗り物やロボット兵のデザイン
- 飛行石というキーアイテム
魅力1:シータの成長
シータは登場シーンからしてとても鮮烈です。何だか悪党そうな男たちから逃げる途中で、あきらかに悪そうな海賊に襲われ、囚われていた飛行船から落下します。
しかし飛行石を持っているシータは落下速度がゆっくりになり、優しく地面に降りていきます。
そこをパズーが受け止めるという、もうヒロイン中のヒロインという登場シーンとなります。
はるおはたくさんの映画や漫画を見ていますが、未だかつてこんな衝撃的で美しい登場をしたヒロインは見たことがないですね。
最初の頃のシータは、ただ守られるだけのか弱い少女でした。
しかし、物語の終わりには、ムスカに従うことを命懸けで拒否し、全人類を守るためパズーとともに心中することを決めます。
「国が滅びたのに、王だけ生きているなんて滑稽だわ!」のセリフは痺れましたね。
はるおが初めて「天空の城ラピュタ」を見たのは小学生でしたから、このセリフ意味はわかりませんでした。
中学生くらいになって初めて、うわ、かっこいいセリフ!と思ったことを覚えています。
魅力2:乗り物やロボット兵のデザイン
宮崎さんのアニメといえば、全ての少年少女を虜にする乗り物シリーズですね。
ラピュタで言えばタイガーモス号、紅の豚の飛行艇、ナウシカのメーヴェ等、どれも子供の心をつかんで離しません。
はるおは宮崎さんの画集をいくつか持っていますが、水彩で描かれたとても美しくワクワクする乗り物の絵が、たくさん描いてありました。
はるおはその絵を見るのがとても好きで、子供には少し高い画集でしたが、お小遣いをためて買ったのです。よく眺めていました。
それと、ロボット兵のデザインもかっこいいですよね!
急に空を飛んだりするところもいいですよね。
飛び方がまた妙にリアリティがあり、勢いがありすぎて、狭い建物内で、あちこちにぶつかります。
このように細かいところまでそれっぽく描写されている様に引き込まれていくのです。
現実離れしたものにリアリティを感じさせるテクニックがさすがですね。
魅力3:飛行石というキーアイテム
これまた、ワクワクするしかないアイテムですよ!
まずは、空を飛べるという人々の夢や憧れを実現してくれる設定。
ヒロインが唱える呪文に反応するという特別感。
普通に大人が持っていてもイカしたデザイン。
どんな人間だって憧れてやまない宝石、それが飛行石なのです。
はるお家ではレジンで再現しようと試みていますが、まだ成功に至っていません‥。
まとめ
さて、冒頭の漫画の解説にうつりますが、ラピュタを見るときはいつも、懐かしさと子供の頃に感じた高揚感が沸き起こってきて、冷静に見てないところがあるんですよね。
しかし、珍しくムスカのセリフを振り返ってみると「跪け!命乞いをしろ、小僧から石を取り戻せ。」とあります。
跪けはわかります。逃げづらくする意図があるのでしょう。
しかし、命乞いをしろは、特に必要のない言葉のように思えます。
これはムスカの趣味が入っているなと思いました。
夫に話すと意見は一致して「趣味だねぇ」ということになりました。
いつもワクワクが優っていて、こういうセリフひとつひとつまで考えていなかったのですが、よく聞くと面白い発見があるものなのでした。
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